講座内容
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第一回 2024年4月14日(日)
古代史最大の謎に迫る!
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ヤマトタケルと神功皇后-国内統一と朝鮮半島
国内統一の途上で倒れた古代史最大の悲劇の英雄・ヤマトタケルと、身重の体で男装して軍団を指揮し「三韓征伐」を果たした神功皇后。はたして史実かフィクションか?ロマン溢れる古代史の謎に迫る!
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第二回 2024年5月12日(日)
今年の母の日は「日本を創った母」二人を知ろう!
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皇極(斉明)天皇と持統天皇-「日本」を創った女帝
日本の古代国家が形成された7世紀は「女帝の世紀」でもあった。蘇我入鹿暗殺事件を眼前で目撃した皇極天皇は斉明天皇として再度即位し、息子・中大兄皇子を助けた。持統天皇は、夫・天武天皇の後を継いで古代律令国家を完成させた。
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第三回 2024年6月9日(日)
新しいお札の人物は誰だ?
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一万円札の顔・渋沢栄一の「論語と算盤」
7月3日から新しく1万円札の顔になる渋沢栄一。農民から身をおこし、尊王攘夷の運動家から幕臣、明治政府の官僚を経て、日本初の銀行など500もの会社を興し、「日本資本主義の父」と呼ばれた彼の経営哲学「論語と算盤」とは何だったのか。
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第四回 2024年7月14日(日)
欧米人を驚かせた“日本人の知らない”英雄
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義和団の乱で獅子奮迅の働きをした柴五郎の会津武士道
1900年の夏、20万の義和団が乱入した北京で5000人の民間人を守るため、わずか430名の各国兵士を指揮して50日の籠城戦を戦い抜いた男がいた。会津藩出身の柴五郎中佐である。彼の戦いぶりは、欧米列国の称賛の的となり、日英同盟への道を開いた。
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第五回 2024年8月11日(日)
杉原千畝だけじゃない!自分の信念を貫いたご先祖様
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ユダヤ人を助け北海道を救った樋口季一郎
1938年3月の満洲でナチス・ドイツの迫害を逃れて来たユダヤ人2万人を救援列車を仕立てて上海などに送り出したハルビン特務機関長・樋口季一郎少将。彼は1945年8月の北千島占守島でソ連と戦い、北海道を守り、国家の分断を防いだ恩人でもあった。
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第六回 2024年9月8日(日)
近代日本を作った幼馴染ー正反対の道を歩んだ彼らの生涯とは?
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西郷隆盛と大久保利通-明治維新の二人の英雄
薩摩藩の近所で生まれ育ち、協力して幕末・維新の難局を乗り越えてきた二人は、西南戦争で敵同士として戦うことになる。それは明治維新の大転換に伴う産みの苦しみでもあった。人気者西郷だけでなく明治国家を双肩に担った大久保の凄さも知ってほしい。
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第七回 2024年10月13日(日)
この人を知れば明治が分かる!
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世界史の中の英邁な君主・明治天皇
理想的な立憲君主であり名君だった明治天皇。19世紀は「皇帝たちの時代」だったといわれるが、第一次世界大戦が終わる頃までには多くの皇帝は消え去る。その中で日本の天皇が残ったのはなぜか。明治天皇を知ることは明治という時代を知ることである。
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第八回 2024年11月10日(日)
名前は知っているけど、何した人?
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迫り来る国難に警鐘を鳴らした日蓮
蒙古襲来を予言した日蓮は、庶民の暮らしに心を寄せ苦悩に沈む全ての人に救済をもたらそうとした宗教者だった。他宗派への苛烈な批判が語られることも多いが、信者の個別の悩みへの助言として書き残した手紙には日蓮の愛情深い人間像が現れている。
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第九回 2024年12月8日(日)
軍才だけじゃなかった!今こそ学ぼう戦国大名の政治能力
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武田信玄の領国経営に見る戦国大名の統治
甲斐国は笛吹川などの河川が甲府盆地を縦横に流れ、頻繁に大洪水を引き起こした。武田信玄は水害を防ぎ、農地の保護と開発のために堤防を築いた。信玄堤である。戦国大名は軍事の才能が意識されるが、こうした領国経営にこそ手腕が求められたのである。
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第十回 2025年1月12日(日)
頑張れ受験生!なぜ彼は神となったのか?
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学問の神様・菅原道真と国風文化の始まり
菅原道真は平安朝の有能な人物で、遣唐使をやめ、国風文化が興隆するもとをつくったが、藤原時平の讒言により大宰府へ左遷され現地で没した。日本三大怨霊の一つとされたのに、学問の神様として信仰の対象となったところに日本人の心性の秘密がある。
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第十一回 2025年2月9日(日)
日本の要所・北海道を守れ!
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間宮林蔵と蝦夷地を探検した人々
樺太が大陸から突き出た半島ではなく、海で隔てられていることを現地踏査で突き止め、間宮海峡の発見者として地図上にその名を残す間宮林蔵。そして彼につらなる一群の蝦夷地探検者の背後にあったのは、日本の北方を守るという国防上の課題であった。
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第十二回 2025年3月9日(日)
世界に誇る日本の文化を学ぼう!
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俳句の創始者・松尾芭蕉と作家・近松門左衛門
わずか17音の日本語で自然と人事の心象風景を描き出す驚異の短詩型文学を確立した松尾芭蕉。歌舞伎や人形浄瑠璃の台本作家として、人間らしく生きようとする故に身を滅ぼす悲劇を描いた近松門左衛門。徳川の平和がもたらした江戸文芸の世界を探訪する。